【2027年度】広島県公立高校の募集定員はどう調べる?志望校選びで見落としたくない確認ポイント
2027年度(令和9年度)の広島県公立高校について、最新の入学定員を公式資料で確かめる方法と、志望校・学科ごとに見落としたくない確認ポイントを整理します。
更新: /対象年度:2027年度

【2027年度】広島県公立高校の募集定員はどう調べる?志望校選びで見落としたくない確認ポイント
2027年度(令和9年度)の高校入試に向けて、「志望校は何人募集するのか」「昨年より定員が減っているのか」を確認したい人も多いと思います。高校を選ぶ際、校風や通いやすさ、学科の内容と同じように、募集定員を正確に把握することも大切です。
ただし、県全体の定員と、志望する高校・学科の定員は別の数字です。また、定員が減ったから必ず倍率が上がる、というわけでもありません。この記事では、広島県教育委員会が公表した2027年度の情報をもとに、募集定員の調べ方と数字の見方を整理します。
この記事でわかること
| - 2027年度の広島県公立高校の入学定員について、公表されている概要 |
|---|
| - 志望校や学科ごとの定員を公式資料で確認する方法 |
| - 定員と倍率を混同せず、学校選びに活用するための考え方 |
| - 出願前に確認したい項目と、情報を整理するための表 |
※本記事の資料確認日は2026年10月15日です。入試に関する情報は更新されることがあるため、最終判断では最新の公式発表を確認してください。
1.2027年度の入学定員について、何が公表されている?
広島県全体の概要を先に把握する
広島県教育委員会は、2026年9月11日の教育委員会会議で、2027年度の県立高校の入学定員を決定したと公表しています。同じ発表ページには、市立高校も含めた広島県の公立高校の定員概要が掲載されています。
公表内容のうち、代表的な数字は次のとおりです。
| 区分 | 2027年度に公表された概要 |
|---|---|
| 全日制本校 | 14,600人 |
| 全日制本校の学級数 | 365学級 |
| 全日制分校 | 1学級 |
| 定時制 | 25学級 |
| 通信制 | 700人 |
出典:広島県教育委員会「令和9年度広島県公立高等学校の入学定員について」
この表を見るときの注意点は、人数と学級数が混在していることです。全日制本校の14,600人と、定時制の25学級をそのまま足し合わせることはできません。比較するときは、同じ単位・同じ区分の数字かどうかを確認しましょう。
また、これらは県全体の概要です。たとえば自分が志望する普通科が何人を募集するのか、別の学科と枠が分かれているのかといったことは、この一覧だけでは判断できません。
前年度と比較するときの注意点
同じ県教委の発表では、2027年度の全日制本校の入学定員は前年度より480人減、学級数は12学級減とされています。出典は上記の公式発表です。
ここで「県全体で定員が減った」と「自分の志望校の定員が減った」は、同じ意味ではありません。定員の変更がどの学校・学科に及ぶのかは、各学校の内訳を確認しなければわからないためです。
学校を比較するときは、2027年度の数字と2026年度の数字をそれぞれ同じ学校・学科について調べ、年度を明記して並べてください。別年度の定員や異なる学科の定員を並べると、増減を誤って捉える原因になります。
2.志望校の募集定員はどこで確認する?
公式ページから学校別の資料へ進む
最初に確認したいのは、広島県教育委員会の2027年度入学定員の公表ページです。このページには、県全体の概要だけでなく、各学校の入学定員を示したPDFへの案内もあります。
確認する際は、次の順番がおすすめです。
1. 公式ページの表題に「令和9年度」と書かれているか確認する。
2. 「各学校の入学定員」の資料を開く。
3. 志望する高校名を探す。
4. 高校名だけでなく、課程・学科・コースなどの区分を確かめる。
5. 定員の単位が「人」か「学級」かを確認し、メモする。
6. 同じ条件の前年度資料がある場合だけ比較する。
PDFの表を読むときは、学校名の見出しだけでなく、その行にどの学科や課程が対応しているかを見てください。似た名称のコースが並んでいる場合も、表示された区分を飛ばさないようにしましょう。
なお、本記事では個別高校の募集定員を一律の数字として転載していません。学校・学科ごとの正確な数字は、必ず学校別の公式一覧で確認してください。今後の発表で修正があれば、最新の資料を優先します。
「学校の定員」と「受けたい学科の定員」を区別する
たとえば、1つの高校に普通科と専門学科がある場合、受験生が確認したいのは「高校全体の人数」だけではありません。自分が受検する学科の募集がどのように示されているかが重要です。
志望校メモには、学校名と一緒に以下の欄を作ると整理しやすくなります。
| 記録する項目 | 記入するときのポイント |
|---|---|
| 高校名 | 公式資料にある正式名称で記録 |
| 課程 | 全日制・定時制などを区別 |
| 学科・コース | 志望する区分を省略せず記録 |
| 対象年度 | 「2027年度」のように明記 |
| 募集定員 | 数字と単位をセットで記録 |
| 出典と確認日 | 公式ページの名称・確認日を残す |
この表を志望校ごとに作っておけば、家族や先生と相談するときも「どの数字の話をしているのか」が伝わりやすくなります。
3.定員が減ると倍率は必ず上がる?
定員と倍率は別の情報
定員が少なくなると入試が難しくなるように感じるかもしれません。しかし、募集定員と倍率は同じ数字ではありません。
一般に倍率を比較するときは、何人を募集しているかに加えて、何人が志願したか、何人が受検したかなどの情報が必要です。志願時点の倍率と実際の受検状況を示す倍率も区別しなければなりません。
2027年度の募集定員を確認しただけでは、まだこれから変化する志願者数を知ることはできません。そのため、この時点で特定校の2027年度倍率を断定するのは適切ではありません。
「昨年の倍率」は参考資料として扱う
過去の倍率を見ること自体には意味があります。人気の傾向や受験生の動きを考えるための参考になるからです。ただし、前年の倍率がそのまま今年も続くとは限りません。
前年度の情報を見るときは「2026年度の実績」、今年の募集定員を見るときは「2027年度の予定・公表値」というように、年度と数字の性質を分けて記載しましょう。
また、倍率だけで志望校の合否を予測するのは難しいため、学校の教育内容、入試で使われる資料や検査、自分の学習状況なども合わせて検討する必要があります。
4.定員以外にも確認すべき入試情報
入学者選抜の実施内容も別にチェックする
2027年度の広島県公立高校入試には、入学定員とは別に入学者選抜の基本方針・実施内容・自己表現などを確認するための公式ページが用意されています。
広島県教育委員会の「令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜」には、日程、選抜の実施内容、自己表現、入学定員などの項目への案内があります。2026年10月13日に更新されたこともページ上に示されています。
募集定員がわかったら、次に自分が志望する学校・学科の実施内容を調べましょう。「どのような検査を行うか」「どの資料が評価に使われるか」といった情報は、定員だけからは読み取れません。
ただし、今後の改訂があり得るため、学校別の配点・枠・検査内容を調べる際には、必ず対象年度と公表版を合わせて確認してください。
更新日と出典をセットで保存する
同じ制度について説明しているページでも、掲載年度が異なることがあります。2027年度の説明を調べているつもりで、前年のPDFを開いてしまうケースには注意が必要です。
確認した情報をスマートフォンで保存するときは、数字だけをスクリーンショットにするより、「資料名・年度・閲覧した日付」も残すのがおすすめです。情報を更新するときも出典が追いやすくなります。
この確認作業を省くと、実際には前年度の数字なのに、今年の数字として進路相談に使ってしまうおそれがあります。
5.数字を進路選択に生かすためのチェックポイント
募集定員を調べる目的は、単に数字を覚えることではなく、志望校を理解する材料を増やすことです。
高校の教育目標や授業内容、通学手段、部活動、卒業後の進路、そして入試の実施内容は、数字と同じくらい大切な検討材料です。募集定員を知ったうえで「その学校で何を学びたいのか」を考えてみましょう。
志望校を2〜3校に絞る段階では
候補を複数並べているときは、各校について次のように調べると比較しやすくなります。
| - 同じ年度の学校別定員を調べたか。 |
|---|
| - 学校独自の選抜方法を別資料で確認したか。 |
| - 通学に無理がないか。 |
| - 卒業後に学びたい分野とつながっているか。 |
| - わからない点を学校説明会や先生に質問できるか。 |
候補校を比較するための情報整理には、広島高校ナビの学校情報も利用できます。ただし、入試の最終確認には必ず教育委員会や高校の公式発表を使ってください。
PR|アゲル塾 広島校(運営関連サービス)
志望校の情報収集と並行して、「今の成績からどの科目を優先すればよいかわからない」「入試までの学習計画を整理したい」という場合は、オンライン個別指導のアゲル塾も選択肢の一つです。学校選びと日々の勉強を切り離さず、学習内容や進み具合を振り返ることが大切です。
アゲル塾のサービス内容は公式サイトから確認できます。
6.出願前に見直すチェックリスト
以下の項目を、志望校ごとに確認してみてください。
| - [ ] 2027年度(令和9年度)の公式資料を開いた。 |
|---|
| - [ ] 定員の数字だけでなく、単位も控えた。 |
| - [ ] 昨年度との増減を、同じ学校・学科の資料で比較した。 |
| - [ ] 倍率は募集定員とは別に、対象年度と段階を分けて調べた。 |
| - [ ] 志望校の入学者選抜の実施内容を確認した。 |
| - [ ] 数字の出典名と確認日を記録した。 |
| - [ ] 不明点を学校・中学校の先生・教育委員会に確認する準備ができた。 |
チェックが埋まらない箇所があっても、推測で答えを埋める必要はありません。出願に直結する条件については、不明なまま判断せず、公式資料や学校への問い合わせによって確認するのが確実です。
7.よくある疑問
Q.県全体で480人減ったなら、自分の志望校も減っていますか?
そうとは限りません。 480人という数字は、県教委が公表した2027年度の全日制本校における県全体の前年度比です。個別校の増減は、学校別の公式一覧と前年の同じ区分の資料を比べて確認してください。
Q.まだ志願者数が出ていないとき、定員を見る意味はありますか?
あります。どの学校・学科がどの区分で募集するかを確認する出発点になるからです。ただし、倍率や合格可能性を定員だけで判断することはできません。志願状況が公表された段階で、別途確認しましょう。
Q.SNSやまとめサイトの数字だけでも大丈夫ですか?
学校探しの入り口として参考にすることはできますが、年度や掲載時点が古い場合があります。最終的には広島県教育委員会と各高校が公表する最新情報に戻り、数字や条件を照らし合わせることをおすすめします。
まとめ|2027年度は「学校・学科・年度」をセットで確認しよう
2027年度の広島県公立高校について、県教委は全日制本校の定員を14,600人、前年度より480人減と公表しています。ただし、県全体の情報だけで志望校ごとの状況は判断できません。
学校名・学科・課程・対象年度をそろえて、学校別の公式資料を確認することが重要です。さらに、倍率や選抜方法については別の資料で調べ、定員の数字だけで結論を出さないようにしましょう。
確認した情報を1枚の表にまとめておくと、進路相談の場面でも根拠のある比較がしやすくなります。高校選びは条件を一つずつ確かめながら進めていくのがおすすめです。
一次資料・参照先
- 広島県教育委員会「令和9年度広島県公立高等学校の入学定員について」(2026年10月15日確認)
- 広島県教育委員会「令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜」(2026年10月15日確認)
※この記事は2026年10月15日時点で確認できた公式情報に基づいています。今後の入試関連情報の変更があれば、最新の公式発表を優先してください。
参考資料・出典
- 広島県教育委員会『令和9年度広島県公立高等学校の入学定員について』(確認:2026-10-15)
- 広島県教育委員会『令和9年度広島県公立高等学校入学者選抜』(確認:2026-10-15)